【中学不登校】欠席が多いと高校には行けない?【大丈夫】

欠席アイキャッチ画像3入試・成績
えむへい
えむへい

こんにちは。元高校教師えむへいです。

この記事は以下の人に向けて書いています。

・現在不登校の中学生とその保護者
・現在不登校には当てはまらないが欠席日数が多い中学生とその保護者

この記事の信頼性

本記事の執筆者(私)は19年間高校の教員として高校入試に携わっていました。
そこで得た情報を元にこの記事を執筆しています。
詳しい執筆者プロフィールのリンクは右記。えむへいのプロフィール

この記事の内容

・「遅刻・早退」は入試にはほとんど関係ない
・推薦入試は「欠席」が多いと引っ掛かる可能性がある
・一般入試では「欠席」は合否の材料にならない(難関高校は除く)
・中学校の情報は高校側に2段階で伝わる【入試前と入試後】

「不登校」「出席」「欠席」について【調査書の内容も説明】

欠席記事内画像1

まずは「不登校」・「出席」・「欠席」・「調査書」について説明していきたいと思います。

「不登校」とは30日以上の欠席のこと

はじめに「不登校」とは何日欠席した場合のことをいうのか確認しておきましょう。

文科省は平成15年に「不登校」について以下のように定義しています。

「何らかの心理的、情緒的要因、身体的あるいは社会的要因・背景により、登校しないあるいはしたくともできない状況にあるため年間三十日以上の欠席をした者のうち、病気や経済的な理由による者を除いたもの」文部科学省HP

「出席」扱いになるのはどんなとき?

学校に行かなくても、現在「教育支援センター(適応指導教室)」や「フリースクール」などに通っている人は、その分については出席扱いになっているはずです。

もし心配であれば、自分の中学校の先生に聞いてみてくださいね。

また、学校の教室に行かなくても保健室に行ったりしている場合はこれも出席扱いになります。

学校での滞在時間についてはその中学校でルールが多少異なるとは思いますが、基本「ちょっとでも行けば出席扱い」だと思います。

だから数分(場合によっては数秒)でも保健室にいれば、その後すぐ帰っても出席扱いになるはずです。

えむへい
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なんだったら玄関でどっかの先生と立ち話をしてすぐ帰っても出席になるはずです。

あくまでもこれらの場合はすべて「欠席」ではなく「早退」ですので。

もしこれらの日に遅れて学校に行った場合は、その日は「遅刻」して「早退」した日、となります。

「調査書」の内容について【各県各校で異なるが基本的に「遅刻」「早退」の欄はない】

「調査書」についてです。「内申書」とも言われていますね。

調査書・・・各高校が入試の際に受験生に提出を求める書類のこと。普通は推薦入試だろうが一般入試だろうが、たいていは必ず提出が求められる。

調査書の用紙は高校側の各校で準備しています。

この用紙に、皆さんの中学校の担任の先生が、皆さんのいろいろな情報を記入し、最後に中学校の校長先生が確認のハンコを押して高校に提出する、というのが一般的です。

用紙の内容については、公立高校の場合、各県で統一されていることが多いです。

私立高校の場合も、多くはその県の様式とほぼ同一の内容で作成していると思います。

ただし、中には独自形式の調査書を準備している高校もあります。(特に難関私立高校とか)

で、その内容についてですが、「出席」と「欠席」の日数を書く欄がたいてい必ずあります。

でも、多くの場合、「遅刻」や「早退」の欄はありません。

たとえばグーグル検索で「高校 調査書」と打って画像検索をしてみてください。

ほとんどの県や学校の調査書は「遅刻」や「早退」の欄はないはずです。

ということで、皆さんが中学校でいくら遅刻や早退をしても、入試にはほとんど関係ないし、高校側にはその情報さえもまず伝わらない、ということです。

ちなみに調査書には他にもいろいろ「成績関係のこと」とか「部活動関係のこと」などを書く欄があります。

これらについては下記の記事で詳しく解説しています。

えむへい
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とにかく、「遅刻」「早退」が多くても入試にはほぼ関係ないので、あまり気にしないで大丈夫です!

推薦入試は不登校には向かない【大丈夫な場合もありますが・・・】

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先ほど私は「遅刻や早退が入試にはほぼ関係ない」と書きました。

この「ほぼ」と書いた理由は下記になります。

推薦入試を受ける場合、まずは中学校内での審査に受からなければならない。
※「中学校の審査」・・・成績、部活動、欠席、遅刻、早退など、とにかく中学校生活のすべてを見て審査

ですので、いくら遅刻や早退の数が高校側に伝わらないとしても、あまりにもその数が多すぎれば、そもそも中学校の審査で引っ掛かって、推薦入試は受けられません。

これは欠席が多い場合ももちろん同じです。

どれくらい欠席したら(遅刻したら、早退したら)ダメというのは、それぞれの中学校で独自の基準があるはずです。

ということで、今この記事を読んでくれている人たちは、基本的に欠席や遅刻や早退が多い人だと思いますので、まあはっきり言えば「推薦入試は諦めましょう!」ということです。

えむへい
えむへい

でも大丈夫です。一般入試があります!こっちは大丈夫です!

見出しで【大丈夫な場合もありますが・・・】と書いたのは、中学校によっては基準が甘い学校もあるというのと、中学校の審査をパスして晴れて推薦入試を受験できた場合、高校側が「欠席が多いのは少し気になるが、中学校側が推薦してきたということは問題ないだろう」と判断して、合格にすることがあるからです。

まあでも、繰り返しになりますが、不登校系の人たちが推薦入試にチャレンジするのは結構ハードルが高めなので、私は個人的には素直に一般入試を狙うことをおすすめします。

一般入試では「欠席」は合否の材料にしない(難関私立高校は除く)

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さて、皆さんが挑戦する(断言してごめんなさい)「一般入試」についてです。

一般入試でも「調査書」は高校に提出するのが普通ですので、当然皆さんの「欠席」の日数は高校側に伝わります。

えむへい
えむへい

でも安心してください。
高校の一般入試では、ほとんど「欠席」日数は関係ありません。

少なくとも私が過去勤めていた高校ではどの学校も、一般入試で「欠席が多いからこの受験生は不合格」としたことはありません。

落ちるのはたいてい「入試の点数」「面接の内容」が良くないからです。

たしかに、入試会議の資料の中に欠席日数も当然書かれているので、たとえば「受験番号〇〇番の受験生は欠席日数が多いですね」とかが会議で話題になったりはします。

でも話題になるだけで、「欠席が多いから」という理由だけで不合格にはならないです。

ここでちょっと、実際の入試会議を例にしてみますね。

※全員欠席が多い受験生という設定です。全部あくまでもイメージです。

受験番号◎◎番の受験生の場合【学力は高いが、元気がなくて弱々しい女子のイメージ】

A先生「受験番号◎◎番の受験生は欠席が多いですね。でも入試の点数はいいし、面接の点数(たいていどこの高校も面接内容も点数化しています)はまあ普通ですけど」

B先生「実際に面接をされたC先生の意見が聞きたいです」

C先生「確かにこの受験生はちょっと自信なさげで声も小さかったです。でも話す内容は問題なかったのでこのような点数をつけました」

受験番号〇〇番の受験生の場合【学力は平均レベルだが、人前で明るくできる女子のイメージ】

A先生「受験番号〇〇番の受験生も欠席が多いですね。入試の点数も普通。面接の点数が高い理由を実際に面接されたD先生に聞きたいです」

D先生「この受験生も確かに欠席日数は多いようですが、面接内容はとても立派だったので高い点数をつけました」

受験番号××番の受験生の場合【学力が低く、やんちゃな男子のイメージ】

A先生「受験番号××番の受験生も欠席が多いですね。入試の点数も低いし、面接の点数もあまり良くない。実際に面接をされたE先生、説明をお願いします」

E先生「うーん。まず髪を黒く染め直してきたように見えたし、内履きも新しく買い替えてきたふうにも見えました。また、話す内容も今ひとつだったのでこのような点数にしています」

F先生「私も面接を担当しました。私もE先生のように低い点数をつけています。この受験生は元気はあるんですが、整容や動作、言葉遣いなど外見上の面で点数が低くなりました」

A先生「この受験生がいた教室で試験監督をされたG先生にも意見を聞きましょう」

G先生「この受験生のことは覚えています。空き時間でも勉強をしている素振りはなく、大きな声で笑ったりもしていました。試験中にちらっと見えたんですが、耳にピアスの穴のような跡もありました」

大事なのは勉強して面接練習をすること

繰り返しになりますが、上記はあくまで例です。

とにかく何が言いたいかというと、「欠席が多いから不合格」とはならないということです。

私がいた高校では基本的に「合格か不合格の判断が難しいグレーゾーンな受験生」については、時間をかけて議論していました。

特に「不合格になりそうな受験生」については本当に多くの時間を費やしていました。(上の例の場合、××君のことですね)

おそらくこれはどこの高校でも一緒だと思います。

あとでなぜ不合格にしたのか、外部から説明を求められることもあるからです。

一般入試での「入試の点数」「面接」「調査書」等の配点については各高校で違うので、なかなか確実な必勝法はないのですが、今この記事を読んでくれている、欠席が多くて高校入試のことを心配している中学生の人たちは・・・

・とにかくまずは勉強して「入試の点数」を取れるだけ取りましょう!
・そして大変かもしれませんが「面接」の練習もしてみましょう!
・「調査書」についてはあまり深く考えない!

という姿勢で臨みましょう。

くれぐれも××君のようには決してならないように。(そもそも彼のような生徒は普通高校に行かないで、通信制の高校や就職をしてしまった方がむしろ社会で活躍できる気がします)

ただし、難関の私立高校は欠席日数も重要なポイントにしているかもしれないので、そのような高校を皆さんが狙う場合は、きちんとした対策が必要でしょう。

その場合はぜひ中学校の先生に相談してみてください。

あ、あとちなみに、入試の会議では、受験生の氏名や性別などは一般的に非公表で行われます。

先ほど書いた3人の受験生の例にもある通り、基本的には先生方は受験生の氏名や性別などはわからないまま、受験番号(これもわからなくしている場合もあります)だけで会議をしています。

ただ実際は、面接をした先生や試験監督をした先生は性別とかはわかるんですけどね。

でも、それを全体に話すとかはしないです。

とにかく、資料にある数字や内容だけで合否を決めましょう、というのが一般的です。

中学校の情報は高校側に2段階で伝わる【入試前と入試後】

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最後に、高校入試については直接関係ありませんが、皆さんの中学校での情報がどのように高校側に伝わっているのかについて説明したいと思います。

まずは入学願書提出時の「調査書」で情報が伝わる

まず高校側に皆さんの情報が伝わる第1段階は、これまでお話してきた通り、「調査書」によるものです。

繰り返しになりますが、調査書には普通は、「中学校での学習成績」「部活動や委員会などの特別な活動」そして「欠席日数」などが書かれています。

したがって逆に言えば、これら以外は高校側には伝わりません。

ただし、たまにそこの高校の校長先生が皆さんの中学校の校長先生に対して非公式に、調査書には書かれていない情報の提供を入試前に求めることもあるようです。

でも、あくまでもそれは非公式なので入試にはほぼ影響しないし、そもそも入試を控えているのに、あえて自分の中学校の生徒が不利になるような情報は教えてくれないようです。

少なくとも私が高校にいたときはどこの中学校もそうでした。

合格が決まってから、「この生徒は欠席が少ないけれど、実は保健室登校の生徒だった」みたいなことが、後でわかったりすることが多かったです。

なので、入試前はとにかく調査書の内容だけが高校側に伝わると考えていいでしょう。

だから入試前には、皆さんの遅刻や早退の数は高校側はわかりません。

ただし推薦入試の場合には、高校側に提供する情報量がもう少し多くなるはずです。

入試が終わった後にもう少し詳しめの情報が伝わる

そして入試が終わってから第2段階目として、皆さんのもっと詳しい情報が高校に伝わります。

これは皆さんのために中学校と高校が連携していきましょう、という目的のために行うものです。

伝わる形は様々です。

たとえば以下のようにです。

①高校側から中学校に問い合わせる(入試が終わっているので中学校の先生方もいろいろ話してくれる)
②中学校側から高校に追加情報として伝える(実は中学校ではこんな生徒でした。高校でもよろしくお願いします的な感じで)
③地域の中学校と高校が複数集まる合同の情報交換会の中で伝わる(最近こういうのをたいていどこでもやっています。春休み中に行われるのが一般的です)

いずれ皆さんの遅刻や早退、欠席日数、どういう生徒だったか、中学校のときどういうことがあったかなど、結構多くのことがこの時点で高校側に伝わると思って良いです。

いろいろ伝わるのは嫌かもしれませんが、中学校の先生方も高校の先生方も一応皆さんのこれからの高校生活が安心安全で豊かになることを思ってのものです。

もしも、ものすごくプライベートな内容で、これは絶対に高校側には知られたくないということがあれば、その場合は事前に中学校の担任の先生に話しておいた方が良いでしょう。

ということで、まとめると、皆さんの情報は以下の形で高校に伝わります。

【入試前】調査書で伝わる(遅刻や早退は伝わらない)
【入試後】いろいろな形で伝わる(遅刻や早退はもちろん、ほぼすべての情報)

まとめ

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ちょっと長々と説明してきてしまいましたが、とにかく、今不登校の人も高校には行けるということです。

欠席日数のことは心配しなくていいです。

休んでてもいいので、もし高校に行きたい人は少しでもいいから勉強をがんばりましょう。

今は家にいても勉強ができる時代です。

たとえば通信講座」は自宅学習の定番教材ですよね。
【進研ゼミ小学講座】
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また最近は以下のようなオンラインでの学習や教材」というのが流行っていますね。
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それから、高校に関してもそもそも全日制だけがすべてではないです。

えむへい
えむへい

私の子どもは全日制の高校を辞めて通信制の高校に行きました。

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とにかく不登校でも全然大丈夫!

不登校でもほんとに全然大丈夫です。

私はそのような人たちを今までたくさん見てきました。

だから絶対あなたも大丈夫です。応援しています。

最後まで読んでくださってありがとうございました。

少しでも皆さんのお役に立てたら嬉しいです。

ではまた。

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