不登校だと将来は大変?【関係ないしむしろプラス】おすすめの職業も紹介

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えむへい
えむへい

こんにちは。
元不登校で、元高校教師、元不登校生の親、えむへいです。

先日以下のツイートをしました。

ということで、今回はこのツイートをもう少し詳しく解説していくことで、不登校生の「将来」についての記事を書いていきたいと思います。

今回の記事内容は以下になります。

不登校でも将来は普通に何にでもなれる
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不登校だと将来は大変?

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不登校だからといって、将来において何か特別に損をするとかはありません。

不登校だろうがそうじゃなかろうが別に関係ないです。

不登校生に向いている職業10選

上記のツイートでも挙げましたが、私が考える不登校生に向いている職業をもう一度挙げます。

①研究・製造系 コミュ障向き
②事務系 凸を生かせる
③公務員   〃
④営業系 人の気持ちわかる
⑤カウンセラー  〃
⑥教育系 経験生かせる
⑦医療系    〃
⑧SNS発信系  〃
⑨IT系 不登校の間に技術磨ける
⑩クリエイター系  〃

一つずつ簡単に解説していきますね。

①研究・製造系 コミュ障向き

不登校の人の中には始めから人付き合いがちょっと苦手な人がいます。

でもそういう人の中にはやたら集中力が長く続く人とか、またはものづくり系が得意な人もいます。

何かの研究に没頭したり、ひたすらものづくりに向き合う場合は、絶えず人と接しなければならないというわけではないので、人付き合いが苦手な人にとって、研究・製造系の仕事は向いている職業と言えるでしょう。

②事務系 凸を生かせる

不登校生の中には発達障害が疑われる人も少なくありません。

でも発達障害は病気というよりは、その人の特性や性格に近いので、「治す」というよりは「生かす」ことを考えた方が早いし、本人や周りもその方が幸せです。

発達障害にはいろいろな種類がありますが、得意なことと苦手なことの差が激しいことが結構多いです。

たとえばとても几帳面で慎重で、ミスなく物事をこなせる系の発達障害の人もいます。

そんな人には事務系の仕事というのはとても向いていると言えます。

③公務員 凸を生かせる

公務員になるためには採用試験を突破しなければなりません。

でも不登校の人や発達障害系の人の中には、学力で非凡なものを持っている人も少なくありません。

あとは、前の項目と重なりますが、物事においてきちんと着実にタスクをこなせる系の人にとっては公務員も向いています。

④営業系 人の気持ちわかる

不登校の人の中にはやたら他人の気持ちがよくわかる、いわゆる「HSP」系の人も多いです。

これに当てはまる人は、他人が今何を考えていて、どういう気持ちなのか、何を望んでいるのかを想像でき、また共感できる能力を持っています。

そういう意味で、相手に合わせた商品やサービスを提供する営業職というのはかなり向いている職種の一つででしょう。

⑤カウンセラー 人の気持ちわかる

「カウンセラー」は不登校生にとっては身近な職業ですし、実際に「元不登校生のカウンセラー」というのは世の中に結構多く存在します。

やっぱり自身が何も経験していないよりは、「辛い出来事を経験した」カウンセラーの方が相手の気持ちに寄り添えたりもできますよね。

えむへい
えむへい

私が今やっている仕事はこれに当てはまります。

⑥教育系 経験生かせる

教育系の仕事はもう思いっきり不登校生に向いていますよね。

不登校の子どもの気持ちが理解できる先生というのはやはり絶対必要です。

あとは先生じゃなくても、教育系の出版社やメディアの社員でもいいですね。

いずれ、自分の不登校経験がそのままストレートに生かせる職業は選びやすいでしょう。

えむへい
えむへい

昔の私はここに当てはまりますね。

⑦医療系 経験生かせる

医療系も不登校の人たちが日頃お世話になっている場合が多いので、割と身近な職業かもしれません。

不登校という辛い経験をした人は、何かで病んでいる、弱っている患者さんの心に寄り添った医療や看護の仕事にも向いているでしょう。

えむへい
えむへい

うちの子どもがここに当てはまります。
また、元不登校の私の教え子たちも結構医療系に進む子たちが多かったです。

⑧SNS発信系 経験生かせる

SNS等で発信する場合は、普通でない何か特別な経験がある人の方がより向いています。

なぜなら、その経験が人々の役に立つことがあるからです。

今後もきっと「不登校」はなくなりません。

むしろ増え続ける可能性もあります。

そんなときに不登校を経験したという事実は絶対に人の役に立ちます。

えむへい
えむへい

今の私はここにも当てはまっています。
まさか自分が何かを自分から発信するなんて昔は思ってもみませんでしたが、やってみたら案外できることに気づいてきました。
発信系に興味がある人はとりあえずTwitterとかから始めるのがおすすめですね。

また、別に不登校体験のことだけを情報発信すべきというわけでもなく、何か自分の好きなことや得意なものを発信してもいいいでしょう。

いずれ何か「辛い体験をした」というのは、その人の「厚み」につながります。

インフルエンサーの人たちはたいてい人生経験が豊富な人が多いですよね。

⑨IT系 不登校の間に技術磨ける

「エンジニア」とか「プログラマー」などがここに当てはまりますね。

最近は「プログラミング」が学校教育で積極的に取り組まれ始めています。

世界中で人気のあるゲーム「マインクラフト」はプログラミング学習に適していると言われていますよね。

あとはアプリの開発とか、webデザイナーとかですかね。

これらに興味がある人は、ぜひ不登校の間に自分の技術をめっちゃ磨けば、それがそのまま将来の職業につながる可能性も全然あります。

下記に「マイクラ」でプログラミングが学べるおすすめのものを紹介します。

オンラインで学ぶ!小中学生向けプログラミング

⑩クリエイター系 不登校の間に技術磨ける

これはたとえば、YouTubeなどの「動画編集」などが当てはまりますかね。

あとは絵が上手な人は「イラスト」とか、文章を作るのが好きな人は「小説とかブログ」とか、音楽が好きな人は「歌や楽器演奏、作曲」とかですかね。

えむへい
えむへい

うちの子どもは不登校の間にギターをひたすら練習してました。

いずれ、「何かをこつこつ仕上げる、作る」という行為は、家で時間がある不登校生にとっては取り組みやすいですね。

「普通のみんなが普通にお勉強」をしている間に、自分は将来に直接つながる「特別な勉強」をしているんだ、とあえて前向きに考えて、もうめっちゃ頑張るというのも全然ありだと思います。

また、⑧のSNS発信とも重なりますが、自分の作品は手元に貯めっ放しじゃなくて、恥ずかしがらずにどんどん公に発表したらいいです。

TwitterとかYouTubeなどで「発表・発信慣れ」しておけば将来的にも絶対つながります。

ということで、以上、不登校の人に向いている職業を10種類見てきましたが、私が言いたいことは結局以下です。

不登校だからと言って、なれない職業なんてない

不登校だからって別に関係ないですよ。

上記には挙げませんでしたが、「芸能人」とかでも結構不登校経験がある人が多いですよね。

要するに、「不登校だからなれる」とか「不登校だからなれない」とかはないです。

不登校は「本当の本当に」将来に悪い影響はないのか

でもそうは言うものの、やっぱり不登校はいろいろ損するんじゃないのかな?

こんな疑いの気持ちを持っている人たちに向けて、改めてこの疑問についてちょっと解説していきますね。

過去の記事でも触れましたが私の結論は下記です。

ほんの少しの影響はあるかもしれないが、でもほとんど関係ない

なぜ上記のように言えるかの具体的根拠は次の通りです。

根拠①私自身小学校からずっと不登校傾向だったが、その後高校教師になることができた。
根拠②私の子どもは高校で不登校になり、すぐに退学したが、その後通信制の高校に転入し直し、薬学部の大学に合格し、今は薬剤師を目指している。
根拠③学校現場で今までたくさんの不登校生を見てきて、その多くが何かしらの場所に所属し、普通に生活を送っている。

不登校で将来に悪影響を受けるとしたらこんな場面

もし不登校というのが原因で、将来において何か悪い影響を受けるとしたらたとえばこんな場面です。

①進学や就職試験の面接で不登校のことを聞かれることがある。(それが理由で落ちることもたまにある)
②日常生活で「不登校」という言葉が出てきたときに、少し心がざわつく。
③友人や知人に「自分は昔不登校だった」と言うと、少し距離を置かれることもある。

②や③については別にいいですよね。

言いたくなければわざわざ他人に言う必要もないですしね。

問題は①ですよね。

確かに私自身も大学試験のときに少しだけですが「不登校がネック」になりました。

でも私の場合はほんの少し他の受験生には必要じゃない書類(要するに「健康診断書」)を提出する手間がかかっただけで、別に普通に合格することができました。

また、うちの子の場合は特に何の問題もなく大学に合格しました。

ただ、これまで学校現場で見聞きしていると、やはり中には不登校が原因で落とされる場合もあるようです。

でもこれは過去の記事に書きましたが、不登校が理由で落とすような学校や会社なんてそもそもたいしたところじゃないですよ。

そんなところはもうこっちからお断りです。

次の見出しで触れていますが、不登校にはプラスの価値もあるので、その価値がわからない学校や会社なんてろくなところじゃないですよ。

不登校経験はむしろプラス

たしかに不登校にはいくつかのマイナスな側面があることは触れました。

でもそれを補って余りあるくらいにプラスの側面もあります。

それはたとえば以下のようなものです。

・人に優しくなれる
・物事の視野が広がる
・メンタルが強くなる
・自主性が身に付く
・自分を客観視できる
・問題解決能力が高くなる
・将来子育てに生かせる
・忍耐力が身に付く
・個性が際立つ
・臆せず行動できる
・不登校経験の人とめっちゃ仲良くなれる

他にもいろいろあるとは思いますが、やっぱり辛い経験をした人っていうのは、もうそれだけでだいぶ魅力的ですよ。

人間の幅が広がるというか、その後何が起こっても対処できる力が身に付くというか。

不登校という経験は確実に自分の生き方を広げます。

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まとめ

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では今回の記事をまとめます。

・不登校が将来に悪影響を及ぼすことはほとんどない。
・だから他の人と同様に将来はあらゆる可能性がある。
・むしろ不登校の経験がプラスに働くこともある。
・だから不登校で将来のことを嘆く必要はまったくない。

とにかく不登校だからって将来はもう真っ暗だとかは全然ないです。

だからまずは安心して今は心身の回復を優先してください。

皆さんが早く元気になることをお祈りしています。

今回の記事は以上です。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

ではまた。

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