こんにちは。
元高校教師で元不登校生の「えむへい」と言います。
この記事は以下の人たちに向けて書いています。
・少し不登校ぎみの人
自分が不登校になってしまったときに、まず始めに知っておいてほしいこと
皆さん今までよく我慢して頑張ってきたと思います。
学校に行くのがほんとに辛かったことでしょう。
一方、今現在まだ何とか頑張って学校に通っている人もほんとに今辛いし、苦しいと思います。
そんな皆さん方にまず一つ言いたいことがあります。それは以下です。
どのような形であれ、不登校は必ず克服できるし、解決できます。
今のその苦しみや辛さは永遠には続きません。絶対に何とかなります。
私自身が不登校だった経験、教師時代に出会ってきた不登校の生徒たち、高校から不登校になってしまった私の子ども。
これらの経験とたくさんの子どもたちを見てきて私は、「不登校は乗り越えられる」と確信しています。
必ず今の状態は改善します。まずこれがとにかく皆さんに最初にお伝えしたいことです。
いじめはすぐに緊急避難すべき
不登校の理由を考えた場合、今皆さんの中でいじめを受けている人は、学校を休んで当然です。
むしろ休むべきです。
学校に行っている場合ではありません。
以前私はツイッターで以下のツイートをしました。
たまにテレビのドッキリで見る下り坂で大きな岩が上から転がってくるあれ。あれがもしほんとの岩だとして、それに立ち向かって手で受け止めようとしたら普通に死んでしまいますよね。この場合は「逃げる」の一択。
— えむへい@元高校教師が不登校をつぶやく (@emuheiblog) September 26, 2019
この場合、いじめが「大きな岩」です。
まともにやり合ってたらこっちが死んでしまいます。
まずは緊急避難です。逃げましょう。
逃げて大きな岩がなくなってから、また普通に坂道を登っていけばいいんです。
「逃げる」という言葉にネガティブなイメージがあるかもしれませんが、そんなのは全然気にしなくてもいいです。
「逃げるが勝ち」という言葉もありますしね。
まずは大きな岩をかわし、「安全」を確保しましょう。
いじめ問題は必ず誰かに相談する
自分の身の安全が確保されたら、次にすべきことは誰かにそのことを話すことです。
話す相手は誰でもいいです。
友人、学校の先生、親、兄弟、または専門の相談窓口など、ほんとに誰でも、どこでもいいです。
まあたしかに、いじめは他人に相談しづらいっていうのもあります。
以下の感じですかね。
いじめを受けていると話すのは、なんか自分が情けなくてかっこ悪い・・・
いじめられていると親が知ったら親を悲しませてしまう・・・
そもそも自分の話をきちんと聞いてくれる人が周りにはいない・・・
こんな人たちも結構多くいるとは思います。
でも!話さなくてはダメです。もうこれは私からすれば「義務」です。
これはもう法律で決まっているレベルと思ってください。
話さなかったら法律により罰せられると思ってほしいくらいです。
それぐらい「誰かに相談する」ということは、いじめ問題にとってもっとも大切で、もっとも必要なことだと私は思っています。
上記に挙げた人たちの誰か一人は必ず話を聞いてくれるはずです。
そして、そこから解決の糸口が見えてくるはずです。
もしかしたら、その人に話しただけではすぐに解決には結びつかないかもしれませんが、でも誰にも話さないよりは百倍ましです。
なんだったら私「えむへい」に相談してもらっても全然いいです。
話を聞いて必要だと感じたら速攻で学校や教育委員会に電話してあげます。(その際はちゃんと本人の許可は取ります)
でもほんとに何度も繰り返しますが、それぐらい必ず誰かに相談してほしいです、いじめについては。
いじめは必ず解決します。解決しなきゃダメです。今のままだとあなたが可哀想すぎです。不公平です。損してます。もっと自分のことを大切にしてあげましょう。
そして、いじめている人にはちゃんと分からせなきゃダメです。
ちゃんと自分がダメなことをしているということを分からせてやりましょう。
そのためにも誰かに相談するということは義務です。
いじめ以外の不登校
いじめ以外にも不登校の理由はたくさんあります。
たとえばこんな感じですかね。
ほんとにたくさんありますよね。
これらの場合も基本はいじめのときと同じように、やっぱり誰かに話した方がいいです。
そっちの方がはるかに早く解決します。
誰かに話すことで、具体的なアドバイスをもらえることもあるし、場合によっては、誰かに話すことで自分自身で解決方法を見つけることもできるからです。
たしかに誰にも相談せずに自分一人で解決できる人も世の中にたくさんいるとは思いますが、でも人によってはそれだとすごく時間がかかる場合があります。
それよりも、早く人に話してすぐに解決に向かった方がてっとり早いし、楽です。
また、自分一人で解決しようとすると、変に問題がもっとごちゃごちゃする場合もあります。
誰かに話すことの方が余計問題がごちゃごちゃしない?
こんなふうに思う人もいるかもしれませんが、人に話してごちゃごちゃするということは、きっとあなた一人で解決しようとしたとしても、どうせきっとごちゃごちゃすると思います。
それぐらい今のその問題は解決が難しいんだと認識してほしいです。
誰かに話すということは解決に向かう第一歩、スタートのようなものです。
特に理由のない不登校の場合
最近は以下の不登校も多いです。
私も実は子どもの頃は、このパターンの不登校でした。
詳しくは私のプロフィールに書いています。
このパターンの不登校は、学校に行けない理由を自分で自覚できていないことも多いので、これはこれで結構辛いです。
でも、そもそも論として以下のことが言えます。
以前私は以下のようなツイートもしました。
不登校はもうすでに一つの選択肢になってきている。
だから無駄に病む必要ももはやないし、取るべき次の行動を普通に元気良く淡々と進めていけばいい。— えむへい@元高校教師が不登校をつぶやく (@emuheiblog) November 4, 2019
「不登校」は選んでも良い選択肢の一つ
「不登校」はかっこ悪い、逃げてるだけ、情けない、甘えだ、自分が弱いだけだ…などと言われたり、思われたりしがちですが、でも最近の世の中の流れはだいぶ変わってきています。
それこそツイッターなんかを見ていると明らかにそう感じると思います。
今はほんとに多くの選択肢がある世の中になってきました。
今通っている学校に無理して行かなくても、他にいろんな種類の学校が今はあります。
高校の場合だったらほんとに選択肢が豊富なので、例えば以下のようなところで資料請求くらいはしてもいいかもしれませんね。
✅ズバット通信制高校比較(全国対応資料請求無料)
ちなみに私の子どもも通信制の高校に転校して大学合格を果たして今は元気です!
今の学校で頑張れそうだったらもちろん頑張ってもいいですが、もし無理そうだったらそこまで頑張る必要もないと思います。
むしろ場所を変えたことによって自分の能力が花開くことだってあります。
「今の学校に必ず通い続けなければならない」という一択ではもうありません。
「不登校」は今はもう選択肢のうちの一つです。
普通に選んでも大丈夫な選択肢です。
今の経験を後で誰かに役立ててほしい
この記事の中で何度も「誰かに相談を」と話してきたもう一つの理由は、「今度はあなたが誰かの相談に乗ってほしい」と私は思っているからです。
きっと「不登校問題」は今後もしばらくはなくならないでしょう。
2019年度、不登校の子どもは増加傾向にあるようですしね。
ということは、不登校によって悩み苦しむ人たちは、今後も必ずいるということです。
皆さんが不登校をそれぞれの形でこの後克服して、今度は同じように悩み苦しむ人たちをぜひ救ってあげてください。
不登校問題はとても苦しくて辛い問題ですが、解決は絶対にできます。
それをぜひ今後皆さんがそのモデルとなって助けてあげてほしいと思います。
そのためにまず今目の前の自分の問題をクリアしてほしいと思います。
人の手を借りたりして必ずクリアできます。
クリアしたら今度は他の人のクリアの手助けをしてあげてください。
まとめ
今回の記事をまとめると以下になります。
・いじめ問題はすぐに誰かに相談すべき
・それ以外の問題も誰かに相談した方が早い
・不登校という選択を恥じない
・将来は他の不登校の子にも手を貸してあげよう
このブログでは不登校に特化した記事を今後もたくさん書いていく予定です。
少しでも皆さんのお役に立ちたいと思っています。
ではまた。
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