【不登校】相談相手の条件とは

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えむへい
えむへい

こんにちは。
元高校教師、元不登校生、元不登校生の親、えむへいです。

今回はテーマは「相談相手」についてです。

皆さんは不登校について、誰かに相談しているでしょうか。

よく当事者以外の周りの人は結構簡単に「相談するべき」とか「なんで相談しなかったの」って言いますよね。

でも「相談」って実は案外ハードルが高い行動です。

他人に自分の弱みを見せるのはやっぱり辛いことだし、また、誰かに話したいと思っていても、いまいち周囲には相談できそうな人が見つからないということもあります。

でもそうだとしても私はやっぱり誰かには相談してほしいと思います。

なぜかと言うと、不登校を解決したり、克服したり、乗り越えたりするというのは、とても難しいからです。

その理由は、それだけ不登校というのは個々で状況がとても異なり、まるで糸が絡み合ったようにその中身も複雑化しており、そして長期化することが多いからです。

そんな長く続く難しい状況を不登校の本人なり、親御さんなりのたった一人で切り抜けることなんて、基本的に私は無理だと感じています。

えむへい
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私も過去いろんな人に助けてもらいました。

なので、必ず誰かには相談することを私はおすすめしますが、でもじゃあ相談相手は誰でもいいのかと言われれば、そんなことは決してありません。

ということで、今回は「相談相手の条件」について書いていきたいと思います。

【不登校】相談相手の条件とは

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相談をする側の性格などにもよりますが、一般的には下記のような相談相手が好ましいと私は思っています。

①こちらの話を聞いてくれる人【これがとにかく大事】
②具体的な今後の指針を一緒に考えてくれる人

①こちらの話を聞いてくれる人【これがとにかく大事】

当たり前のことなんですが、やっぱり相談相手はこちらの話を「ちゃんと」聞いてくれる人がいちばんです。

はっきり言ってもうこれに尽きます。

これさえクリアできていれば基本OKというか、何とか解決の方向には向かっていくと私は思っています。

ただし上記の通り、「ちゃんと」話を聞いてくれるというのが大事です。

この場合の「ちゃんと」というのは、「本当に真剣にこちらの立場までも理解しようとしてくれる」という意味です。

たまにこちらが話をしていても、流した感じで話半分に聞いていて、すぐ自分のあらかじめ用意しておいた、誰にでも同じことを言っているようなアドバイスをしてくる人がいます。

でも先述した通り、不登校の問題はある程度の「型」はあったとしても、やっぱり中身はそれぞれで異なるので、すべての不登校に必ず当てはまる解決方法というのはなかなかないんじゃないかと感じます。

だから、上から目線の固定的なアドバイスみたいなものに対しては、少なくとも私は懐疑的です。

えむへい
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単純に偉そうにアドバイスしてくる人が苦手という私の性格も関係していますが…

なぜ話を聞いてくれる人がいいのか

そもそもなぜこちらの話をちゃんと聞いてくれる相談相手がいいのかというと、理由は下記です。

1 まずは相談する側の心の安定が第一
2 話を聞いてくれないと信頼関係を築けない
3 話をすることで自分で解決方法が見つかってくる
1 まずは相談する側の心の安定が第一

不登校の悩みを抱えている本人やその親御さんは、とにかく心が不安定なことが多いです。

それはもう当たり前のことです。

それくらい不登校というのは当事者にしろ家族にしろ、苦しいし、辛いことです。

そして人間は、心が安定しないと基本何もできません。

何かを行動することもできないし、何かを考えることさえもままなりません。

だから、解決に向けた次のステップに進むためにも、まずは心の安定を図る必要があります。

そして心の安定には「誰かに話をする」「誰かに話を聞いてもらう」という行為が近道です。

自分の心の不安定の原因となっている「もやもや」を、自分の体の中からまずは吐き出すというイメージですね。

これは別に直接誰かと会話をしなくても、たとえば文字で伝えたり、何だったら自分以外誰も見ない日記とかに書き出すだけでもだいぶ効果はあると思います。

それくらい、まずは自分の心の内を外に出すという行為は、心の安定にとって必要だと感じます。

2 話を聞いてくれないと信頼関係を築けない

私は心理学の資格も一応持っているのですが、心理療法の一つに「クライアント中心療法」というのがあります。

世の中のカウンセリングでも、特に初診の時に使われていたりする療法ですが、要するに「相談してくれた勇気を認め、共感的・受容的にクライアントを受け入れる」というものです。

この療法はクライアントとの信頼関係を構築しやすい心理療法の一つです。

やっぱり自分の悩みや苦しみというとてもナイーブなことを相談するためには、まずは相談相手のことをそもそも信頼していないとなかなかできませんよね。

日常生活の中でも、他人の話を全然聞かない人っていますよね。

そういう人って嫌じゃないですか?

自分の話ばかりをして、自己満足してるというか、自分に酔ってるような人というか。

私はそういう人が昔から苦手で、なんか今一つ信頼もできないんですよね。

だからそういう人からは、たとえ何かいい内容のアドバイスをされたとしても、あまり耳に入ってこないということが、少なくとも私にはあります。

まあそこまでではなくても、やっぱり相談相手のことをまずは信頼できないと話が前に進みません。

3 話をすることで自分で解決方法が見つかってくる

よく人に何かを話しているうちに、自分でいろんなことに気づくということが皆さんはありませんか?

話をしていくうちに、相談する側が自らその解決の糸口を見つけるというものです。

私は結構よくあるんですよね。

私の中では相談の第一の目的はこれなんじゃないかと思っているくらいです。

とは言え、不登校という複雑な難題についてはなかなか簡単にこうはいかない部分もあるんですけどね。

でもいずれにせよ話を聞いてもらうことで何かに気づいたり、物事を客観視できるという効果はあると思います。

②具体的な今後の指針を一緒に考えてくれる人

これまで書いてきた通り、「こちらの話を聞いてくれる人」でさえいたら、基本的には相談相手としては間違っていないと思います。

でも中にはほんとに「ただ話を聞いてくれるだけ」のような人もいますよね。

「そっかー、大変だね」

「うんうんわかる」

「そうですか、あなたは今〇〇が辛いのですね」

これらも別に悪くはないし、「相づち」「繰り返し」「要約」などは先述したカウンセリング技術の「傾聴」に当たるので、それなりの効果はあります。

でも、場合によってはこれだけだとちょっとやっぱり相談としては物足りないと感じることもありますよね。

心の安定だけが目的であればいいのですが、あくまで目的は「不登校の解決」なので。

だから、やっぱりただ話を聞いてくれるだけじゃなく、具体的な今後の指針を一緒に考えてくれる人が相談相手としては理想です。

この場合のポイントは「一緒」に考えてくれるというところです。

これも先述の通りなのですが、問答無用に「解決方法はこれだ」みたいなものはなかなかないのが現実です。

だから、いろいろ絡み合った糸を一緒にほどいてくれる人が望ましいです。

一緒に解決方法を探っていけば、途中の方向転換にもすぐ対応できるし、相談する側とされる側の誤解や疑心暗鬼のようなものもまず起こりません。

いちばんの問題は周りにいるかどうか

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ここまで相談相手の条件について書いてきましたが、でもぶっちゃけそういう人が周りに一人もいなかったらもうどうしようもないですよね。

この「相談相手が周りにいない」というのが、そもそもいちばんクリアしなければならない問題かもしれません。

一応相談相手の候補としては下記のような人が考えられます。

・家族
・友人
・学校の先生
・スクールカウンセラー
・親戚
・病院の先生
・その他の専門家
・ネット上の誰か など

これらのうち、誰か一人でも相談相手としてふさわしい人が見つかればいいんですけどね。

なるべくリアルの世界で直接会うことができる人が好ましいですが、それがどうしても無理そうであれば、最後の「ネット上の誰か」でも構わないと思います。

ただこの場合には、その人の人柄等の見極めがすごく難しいので、やっぱりなるべくだったらちゃんと直接会える人、話せる人がいいですね。

えむへい
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私も一応これに該当するかもしれませんが、私の場合はきちんと相談を受けるときには、なるべく相談者さんと直接お会いするようにしています。

まとめ

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では今回の記事をまとめます。

・不登校の解決や克服にたった一人で立ち向かうのはとても難しい。
・相談相手は「話を聞いてくれる人」「一緒に考えてくれる人」が望ましい。
・めげずに周りを見渡してふさわしい相談相手を探す。

今回の記事は以上です。

最後まで読んでくださってありがとうございました。

ではまた。

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